ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
そのあとしばらくの間、雨の音を聞きながらわたしは寄り添うようにヒロくんの肩にもたれていた。


「手、握ってて…」


身体は拒むのにそれでも触れ合っていたいと思うのは、心の中ではちゃんと好きということだよね。

離れたくないの。

それは本当の気持ちなんだよ。


「今日はあとで家に送るけど。今度の週末は泊まりに来いよ」

「……うん」

「余計な心配すんなよ。別にそれ目的じゃねぇから」

「うん」

「再会して日が浅いもんな。俺もこんなにすぐヨリを戻す話しをするつもりはなかったんだよ。世良課長が、まさかのまさかだったから強引になるしかなかったんだ」

「わたしが好きなのはヒロくんだけだよ。今までもそうだったし、これからもそうだから」

「もしかして、俺と別れてから誰とも?」
< 144 / 311 >

この作品をシェア

pagetop