ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「ちょっと待ってろ。俺がそっち側に行くから」


クリニックの駐車場。

自分で車を降りようとしたら世良課長に止められた。

平気なのに、心配性だなあ。

そう思って世良課長を待たずに自分でドアを開けて車から降りようと地面に足を着いたら……


え? あれ?

ふらふらっと身体が揺れている。

平衡感覚が失われ、まっすぐ歩けないほどだった。


「危ない!」


倒れそうなところを回り込んできた世良課長に支えられた。


「あ、ありがとうございます」

「自力で立てないのに無理すんな」

「……はい」


世良課長……ちゃんとわかっていたんだ。

だからずっとお姫様抱っこを……

自分でもまさかこんなにふらふらな状態だなんて思ってもみなかったよ。

結構、わたし、弱っていたみたい。
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