ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「どうなんだろうな。俺もそのあたりはよく知らないが。ただ民間の団体といってもランクがかなり上の団体らしんだ」
「ランク付けなんてあるんですか?」
するとヒロくんの質問に今度は部長が答える。
「その民間団体は審査が厳しい団体なんだよ。科学技術基本計画は知っているか?」
「国の研究公募による研究資金援助のことですよね」
「そうだ。法律によって閣議決定されて初めて援助を受けられるものだ。そのレベルに達している研究機関が応募できる資金援助団体なんだよ。そこは」
「国の公募に外れた研究機関のみが応募できるということですか?」
「ああ。国は同じ研究分野が2つある場合、2つともどんなに優れた研究でも1つの研究機関にしか資金を援助しないんだ。そこで、公募から外れたもう1つの優秀な研究機関を救うための団体なんだよ」
だから審査も厳しいし、不正があった場合も公に研究機関の名前がさらされるそうだ。
それだけで研究内容はもとより大学の評判は下がってしまう。
二度と資金援助も見込めない。
ほかの研究機関への戒めみたいなものだなと部長が付け加えた。
「ランク付けなんてあるんですか?」
するとヒロくんの質問に今度は部長が答える。
「その民間団体は審査が厳しい団体なんだよ。科学技術基本計画は知っているか?」
「国の研究公募による研究資金援助のことですよね」
「そうだ。法律によって閣議決定されて初めて援助を受けられるものだ。そのレベルに達している研究機関が応募できる資金援助団体なんだよ。そこは」
「国の公募に外れた研究機関のみが応募できるということですか?」
「ああ。国は同じ研究分野が2つある場合、2つともどんなに優れた研究でも1つの研究機関にしか資金を援助しないんだ。そこで、公募から外れたもう1つの優秀な研究機関を救うための団体なんだよ」
だから審査も厳しいし、不正があった場合も公に研究機関の名前がさらされるそうだ。
それだけで研究内容はもとより大学の評判は下がってしまう。
二度と資金援助も見込めない。
ほかの研究機関への戒めみたいなものだなと部長が付け加えた。