ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
席が離れていてよかった。
遠くにいるヒロくんの背中を見ながらそう思った。
でも嫌でも視界に入るのは困りもの。
忘れるはずだったのに、これじゃあ当分無理みたい。
そしてその日。
20年以上前の物件の竣工図面を捜してきてほしいと。
ヒロくんから仕事の指示を受けた。
ホームセンターの建物だったところに今度、CDやDVDなども扱う大型ブック店が移転してくるために改装工事があるということだった。
20年に以上も前となると……
たぶんデータとしてはないかもしれない。
「谷本、至急、頼むよ」
会社ではいつも名字で呼び合っていたけど。
今のわたしにはその声が他人行儀すぎて。
「わかりました」
俯いたまま返事をした。
遠くにいるヒロくんの背中を見ながらそう思った。
でも嫌でも視界に入るのは困りもの。
忘れるはずだったのに、これじゃあ当分無理みたい。
そしてその日。
20年以上前の物件の竣工図面を捜してきてほしいと。
ヒロくんから仕事の指示を受けた。
ホームセンターの建物だったところに今度、CDやDVDなども扱う大型ブック店が移転してくるために改装工事があるということだった。
20年に以上も前となると……
たぶんデータとしてはないかもしれない。
「谷本、至急、頼むよ」
会社ではいつも名字で呼び合っていたけど。
今のわたしにはその声が他人行儀すぎて。
「わかりました」
俯いたまま返事をした。