ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
はあ……怖かったあ。

ヒロくん、別人みたいな瞳をしてた。

しかもわたしのコーヒーを拒んだし。

前はミルクを入れていたのに。

ヒロくん、いつの間にブラックになったの?

涙が出そうになるのを堪えながら新しくブラックコーヒーを作った。


「さっきはごめんなさい。新しいの入れ直してきました」


そう言ってヒロくんのデスクにコーヒーを置く。

ヒロくんはありがとうとだけ言ってずっとパソコンを見つめたままだった。

前だったら、わたしの目を見てくれたのにな。

彼女以外の人に愛想を振りまかないのは相変わらずなのかな?

昔からヒロくんは会社の中ではクールだったから。

ほかの女子社員はみんな怖がっていた。

わたしも最初は怖かったけど、つき合ってみて、それが照れ隠しなんだと知った。

恋人だった頃のヒロくんは、わたしの前ではとても甘い人でした。
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