ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「西倉さんのおっしゃる通りです。なんにも成長していません。打ち合わせはもちろんですが、部署内のミーティングにすら呼ばれないようじゃ、ぜんぜんだめですよね」


自分で言って涙をあふれそうにしているのは卑怯なのはわかっている。

わたしはなんて汚いんだろうとも思ってる。

でも、どうしても自分が情けなかったの。

その感情を抑制できるほど、大人でもなかった。


意志に反して、こぼれる涙。

一度頬で弾けて、冷たく一直線に流れてしまった。


「失礼しますっ」


逃げるしかなかった。

あんな顔、見せつけられた方はたまったものじゃないよね。

職場で泣くなんて。

あー、わたし、24歳にもなってなにやってんだろう。
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