ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「覚悟ですか?」

「僕を男として意識してくれるまで相当な時間がかかるってこと」


真剣モードの世良課長に委縮してしまう。

いつもと違う。

いつもは半分冗談として受け止められるような雰囲気だった。

だからわたしもそれなりに返事をしてはぐらかしてもいた。

だって世良課長と知り合ってもう4年以上になるんだよ。

その間、わたしにはヒロくんという恋人もいたし、そのことを世良課長だけがだいぶ早い時期に見破ってもいた。

だからピンとこないまま、そのままずるずるきてしまっていた。


「いつからですか?」


そう訊き返すわたしに、正式には君がピンクのネイルをしてきた日からと世良課長は困ったように笑った。
< 90 / 311 >

この作品をシェア

pagetop