総長が求めた光 ~Ⅱ壊れた歯車~【完】

「え・・ちょ、ヒサ!?」


目の前に立ったかと思うと、あたしの肩に顎をのせ、ゆっくり自分のもとへ引き寄せた。


わき腹の服を、キュッとつかむ。


すると、ギュッと手首をつかまれ、強引に背中へと手を移動させる。


「バカ・・・。」


「レナ・・・お前・・・」


「ん・・・何?ヒサ。」


「臭い。」


・・・・・・・。


今なんて言った?


幻聴?


「はぃ?」


「だから、臭い。」


「!!??」


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