【短編】俺様彼氏
「た…だく…んは、同じ…クラスで
隣の席の…「彼氏なの?」
あたしが話している上から
優真が声を被せてきた。
あたしは、その言葉にハッとした。
「あたしの彼氏は、優真じゃないの?」
やっぱり、優真は…
あたしを彼女と思ってないのかな?
そう思うと涙が出てきた。
「じゃあ、好きなの?」
「好き…っ…じゃないよ~…!」
あたしがそう答えると
優真は哀しそうな顔であたしを見た。
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