愛玩~夢幻の秘密~

「葵織…あ…あの…。」


必死に郁人も言葉を探してる。


「郁人、はっきり言ってやったらどうだ?」


鷹都が机に寄りかかりながら。


腕組みをしてあたし達の顔を見回した。


「あ…あの…い…葵織は…アニキの不貞の娘だ。」


ギュッと手を握りしめて。


悲しそうな顔で。


言いたくない言葉を放たされた。


「…うそだよね?」


ジッと郁人の顔を見た。


「…。」


言葉もなく。


ただ首を横に振るだけ。

< 264 / 412 >

この作品をシェア

pagetop