愛玩~夢幻の秘密~

柚夢の策略がなければ。


付き合うなんてなかったと思う。


…懐かしいな。


あの頃に戻りたい。


毎朝、柚夢に文句を言いながら追いかけて。


郁人が呆れた顔をしてなだめて。


楽しかった。


なのに…


鷹都が現れてから。


何もかもが変わった。


…鷹都が現れなければ。


今もあの頃のままでいられた。


閉じたまぶたの奥から。


ゆっくりと涙が溢れてきた。


…ここ数か月。

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