愛玩~夢幻の秘密~
流れる思い~イチゴの秘密~

「柚夢さんの方が詳しいと思うけど…。」


焦らすように話し始めた。


「柚夢が?郁人は…。」


知らないのかな?


「郁人くんは、一線置かれてるんじゃないかな?柚夢くんは3歳の時には、神乃木家に連れてこられたから。鷹都さんとは本当の兄弟みたいな感じみたいね。」

「そうだったんだ…郁人はナゼ?」


「大きくなってからっていうのもあるけど…郁人くんが直接の原因ではないけど…鷹都さんのお母様が亡くなったのは、郁人くんが引き取られた理由にあったみたい。」

「郁人が…だって、鷹都はお母さんが大嫌いで。」


「そんなことないから!!」


ビックリしながら笑った。

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