愛玩~夢幻の秘密~
「その女の子が…葵織だろ?」
「…うん。」
「必死に探したそうよ?」
「でも、あたしは鷹都の…。」
「そんなのアニキが作ったウソだろ?郁人に取られたくなくて…憎まれてでも約束を守りたかったんだろ?」
「そんな…あたし。」
戸惑いが隠せない。
だって、そんなことすっかり忘れていたし。
まさか…子供相手に本気だと思わないでしょ?
あたしが迷子になってたから、てっきり慰めて言ってくれた言葉だと思った。
…本気だったんだ。
あんな、何気ないことで。