愛玩~夢幻の秘密~
「鷹都さん、本当にお母様を大事にしていたの。毎日のようにお花を届けて。」
「記憶が無くなって錯乱して。物を投げつけられようが…罵倒されようが。それでもアニキは、親父が苦労を掛けた母親に償う気持ちで介護をしてたんだ。」
「鷹都さん、驚いたんじゃないかな?まさか、成長した女の子が、亡くなった母親にそっくりで。」
「オレも偶然には驚いたよ。でも、似てたのは少し前だけ。今は全然似てないけどな。」
フウッとため息をついた。
「きっと、鷹都さんの初恋なんじゃない?」
奏凛さんの言葉を聞き終わるころには。
自然と涙が溢れた。
あたしは…鷹都に憎まれてるって思ってたから。