傷だらけのシンデレラ
「そうなんだ!だいぶ近くなったね、東京と大阪」
「そうだなー、ちょっと今からよるとこもあるし切るな。おやすみ」
「あ・・・おやすみなさい。」
たった五分でも十分でもいい。
翔ちゃんの声がきけるなら。
あたしはもう「依存」していた。
翔ちゃんがほかの女の人と幸せになるなんて
考えられない。
ほかの人と笑っているなんて考えたくない。
翔ちゃん以外考えられなかった。
翔ちゃん以上に愛せる人なんていない。
そう思っていた。