ハチミツ×シュガー



「はぁ……迷惑かけてるよね…」


 映画館のあるショッピングモールのベンチに座りながら、皇を待つ私。



「……明日は大丈夫かな…」


 足をプラプラさせながらサンダルを見る。

 それは、先週真弓とお揃いで買ったサンダルで。初めてヒールが付いてる物だった。


 今日のリネンの白のワンピースに合うサンダル。

 ……明日も履きたかったんだけどな。




 私が落ち込みながらベンチで静かに座ってると、少し離れた場所から女性の甲高い声が聞こえてきた。



「ねぇ、遊ぼうよ!」

「そうそうっ!私達とどっか行こ?」





 うわぁ…。


 嫌な予感しかしない(汗)。




< 173 / 771 >

この作品をシェア

pagetop