ハチミツ×シュガー



 残り2時間はアッと言う間に過ぎ、気づけば、17時近くになっていた。



「皇くんありがとう」

「ありがと、皇」

「また頼むわ〜」


 斉藤くんのお母さんがパートから帰る時間になったのでみんな解散する。


「斉藤くん、お邪魔しました」

 私が斉藤くんにお礼を言うと、みんな一斉に……

「「「お邪魔しました!」」」



「ははっ またな」

 斉藤くんは笑顔で手を振り、私達は来た道を戻って行った。




「楽しかったね〜」

「次はお弁当作る?」

「それいいね!」


 洋子ちゃんに亜衣ちゃん、真弓がケラケラ笑いながら次の予定を決めていく。

 先を歩く皇と田村くんに追いついた私。
 田村くんが私に気づき、

「あの三人昔からあんななんだ。
 高校入って落ち着いたと思ったけど…」


 呆れたように話す田村くん。
 隣の皇も笑顔で、

「まぁ、良い奴らだよな…。

 ――…頭悪いけど」




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