ハチミツ×シュガー



「――1つだけ今聞いてもいいか?」


 かき氷を食べ終えてゆっくり息を吐くと、斉藤くんが真剣な顔で聞いてきた。



「……どうぞ」


 何を知りたいのか聞きたいのか、私には分かってる。

 だから、私も誤魔化さず、きちんと答えようと思った。






「如月達は……本当に双子なのか?」



 私に体を向け、いつもの爽やかな顔とは違う、何かを決意したような表情の斉藤くん。

 私も彼に応えるように、真っ直ぐな瞳で答えた。




「――私と皇は……

 正真正銘、双子だよ」



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