ハチミツ×シュガー



「――じゃあ、噂の……
 幼稚園の頃、一人っ子だったって話は」

「……それも、本当」





「――…は?」



 意味が分からないと呆然とする斉藤くん。

 ……確かによく知らないとややこしい話なんだ。




「私と皇は5歳までイトコ同士だったの」


 私が苦笑いで応えてる最中も、彼の頭の周りにはハテナが飛び交ってる。



「あ――…と、

 つまり、血は繋がってて?
 兄妹の前は……イトコって…???」


 一生懸命理解しようとしてる斉藤くんに、私は自然に笑ってしまった。



「複雑でしょ?……実は、ね。
 ママのお姉さんと、パパのお兄さんが結婚して、その後でママとパパが結婚したの。

 私の、叔母さんと叔父さんにあたる人」



 この時点ですでに斉藤くんはチンプンカンプンみたい。




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