ハチミツ×シュガー






 今日は日曜日。


 私は自分の趣味のため、朝から出掛けていた。



「フンフーン♪」


 恥ずかしい鼻歌を気持ち良くBGMにしながら街を歩いていた私。


 時刻は19時。

 そろそろ帰ろうと、駅に向かって歩いていたら……



「――…如月くん…?」


 駅のロータリーで一人、噴水脇にあるベンチに座っている彼を見つけた。


 ……何してるんだろ。

 ちょっとの興味と少しの不安から、私の足は彼へと向かって歩く。


 こんな時間に。しかも、ただ座ってるだけって……変だよね?



 私は早鐘を打つ心臓を気付かせない様な明るい声で、


「如月くん?」


 話しかけてみた。




< 580 / 771 >

この作品をシェア

pagetop