規則の守護者
エピローグ

・規則は死なない

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規則は死なない
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男は警察へ連絡したが、管轄外だと断られた。


代わりにと監視班詰め所の番号を教えてもらったので、そちらへ連絡すると、

外出許可を出すから研究所へ行けと言う。


瑞緒の遺体を抱き抱え、男は研究所の所長室へ向かった。


部屋にいた所長は、血まみれのそれを見るなり眉をひそめると、


「その辺に捨てておいて。
ゴミ置場にでも」


と言った。


そうして、広げていた書類をぱらぱらめくりながら、所長は子供のようにつぶやく。


「あーあ、やっぱりこうなっちゃったか。

いい監視者だったのになぁ」



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