レンアイ 韓国年下男の子
キスの一つ一つ一つが、忘れてはいけないしるしのように感じた。

敏感な部分をとらえた時、脳内物質がピンク色になった。

やわらかな手が全体をいとおしむように扱ってくれた。

身体の中のつぼみというつぼみが、一斉に咲きほころんだ。

「ユリさん。今まで、言えなかったけど…」

「ん?」

「愛してる。」

ジョンフン、こんな時に…

それ言っちゃうわけ?

私も。

という言葉の代わりに、

ありったけの愛が、ほとばしっていた。

彼の優しさは、強さになった。

そして、私の中で思いきっり、愛を叫んでいるのが、わかった。

「ジョンフン・・・」

彼の名を呼んで、何度も呼んで、

彼にしがみついていた。

この幸福から、落ちてしまわないように。
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