河童のお皿(・ゑ・)。
あたりをうかがう
。いつの間にか、
人じゃないものが
ひしめく道に立っ
ていた。それらは
煙ったい明かりの
中で、笑ったり唸
ったりしている。
道は、前にも後ろ
にもずうっとまっ
すぐ延びている。
像が三十頭並んで
歩けそうなくらい
の幅があり、道の
両端からは暗闇に
向かって、光を放
つススキ野原が広
がっている。スス
キ野原と道とを区
切るように、緋色
の灯籠が遥か先ま
でぽつんぽつんと
立っている。