誰よりも愛する君へ
少しするとラジオがビリビリいい出した。

「薫、ラジオ切るよ」

「別につけっぱでええよ。ハルが嫌だったら切って」

アタシは別に嫌じゃなかったからラジオをつっけぱなしにした。


また少し車を走らせるとラジオのノイズがスルリっと、とれて目の前に絶景が広がった。

「スゴイ綺麗!」

薫は車を止めると

「降りてええよ」

って言った。

アタシは勢いよく助手席のドアを開けて外に飛び出した。
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