オリオン座
帰りに柊矢が来宇を一目みたいと言うから、帰りに校門で待っていた
2時間待ったが来なかったら、お互い帰った
帰り道に柊矢がメールしてみると、今日は用事があったから、そっこう帰ったと返信がきた
なんだよと思いながらも、口に出さずにいた
家に帰ると洗濯や、家事をした
何もすることが無くてつまらないから、寝よう
ハッ
目を覚ましたら、夜中の12時だった
昨日の来宇の涙を思い出す
オリオン座が見たいな
無性にそうゆう行動をしたくなる
ジャンパーを来て公園へ向かう
10月の夜はさすがに寒いな
着いた
ポツンと明かりがついている公園に誰かいる
しかも、俺のお気に入りのベンチに
近づいてみると来宇だった
「あっ、矢吹くんだ」
「こんな時間に女が外にいるとか、危険すぎるだろ」
「意外と心配するんだ」
来宇の隣に座る
「なんで来たの?」
「無性にオリオン座がみたくなった」
今日のオリオン座はクッキリとこの空にいた
「私も。ふとした時に思い出すの。お姉ちゃんのこと」
「お前の姉さんいつ亡くなった?」
「私が二年前」
「二年前・・・。気の毒だな」
二人揃ってオリオン座を見ながら言葉を交わす
「キレイだな、星って。私、星を飼いたい」
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