冷たい彼は芸能人!!

その質問に次はあたしがマイクをもった。


「えぇ、SHINEは輝く、という意味でもあるのでその意味を込めてあたしたち2人でこれからももっともっと輝きたいという気持ちがこめられたものです」


「そうですか。お二人はいつごろ知り合ったのですか?」


またあたそがマイクをもつ。


「えっと、あたしと小奈美は物心ついたときから一緒だったんです。」


「そうなんですか。それならきっといきぴったりなはずですね。では、スタンバイお願いします」


その言葉であたしと小奈美は頭を軽くさげてからステージにむかった。


いざ、みんなを目のまえにすると案外平気だった。


「ではつづいてお送りしますのはSHINEでfightです」


その言葉とともにバックでキーボードがなりはじめる。


今まで練習した回あってなにひとつ失敗せずにおわることができた。


それからのことはあまりおぼえてない。


ただ、ひとつ覚えているのはおわって席にもどったときに俊は笑ってくれたことだ。


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