―私がアナタを好きな理由―



「えっと…」



「もう、僕には興味がなくなりましたか?」




少し困った表情をしながら、俯いたキミの顔を僕は覗き込む。




「違う…よ。えっと、好きな理由三つ目言ってない」




宮本晴は、僕から顔を背けながらそう言うと




「それに、篠崎君がどうして私を…す、好きなんて思ったのか分かんない」




それは、僕に宮本晴の好きな理由を言えって事ですか?





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