―私がアナタを好きな理由―



「宮本晴…」



「ぁ、はい!?」




私が篠崎君を呼んだのに呼ばれ返された。
ビックリした私は、少し声が裏返りながら返事をすると




「友達…とは、どの様に接したらいいのかがよく分からないものなんですね」




って、作業は続けながら篠崎君は静かに言った。




「誰にだってそうですよ?友達じゃなくても他人でも…先生とか…親とか……」



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