罪と償い
雅治「はい。」                     …………ビンゴ。      私はこぼれそうな笑みを出さないように指定された席へ向かった……。                        雅治「よろしく」                    綾乃「うん。よろしくね!ニコッ」              私の席は1番後ろの窓側その隣が清水君。         この人――清水君は確かバスケ部副キャプテン。バスケ部レギュラーは既に調査済み。そしてこの人は『観覧車』。お互い好きで付き合っていた人。                 雅治「お前はなんか部活入るの??」           ………………キタ。                   綾乃「どうしようかな?あ.私バスケ好きなんだ.見たり応援したりする時とかバスケやる時より好きかも!!」                    ……これは全て嘘。     雅治「そうなのか?んじゃバスケ部マネなんていいんじゃね!?佐久間になってほしいし!」               …………やっぱり。                   綾乃「ん−私なんかが入って大丈夫??」                                     雅治「大丈夫だって!」                 …そう.今バスケ部マネは沙希がいなくなって1人がマネ業をやっている…マネを大事にしてるレギュラーたちは.マネが1人で作業をやるのは大変だと思ってる。                        綾乃「わかった。やってみる!」                           雅治「よしっ!!んじゃ昼休みここ屋上開いてるから.バスケ部みんなで食べてんだ。そんときお前を紹介するから。」                綾乃「うん。ありがと」                  雅治「あ.俺の事は雅治でいいから。」                        綾乃「んじゃ雅治君ね! 私の事は綾乃でいいよ!」                   雅治「ん!んじゃ昼休みね―!」             ……本当ラッキー 。     最初からバスケ部にあえるなんて……いい事ばかりだわ……
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