夜光虫
閉宴
こうして2時間に及ぶオフ会は幕を下ろした。


今宵の宴は一人の部外者により、大分堅苦しいものになってしまった。


そうでなければ誰しもこんなに真剣に、言わなくていいことまで言わずに済んだのだ。


でも、それは必要なことだった。


人は誰しも問題に目を背けたままで生き続けることは出来ない。


それがたまたま今日であっただけだ。


それにより傷付け、傷付けられた者。


彼女から秘密を打ち明けられ、覚悟を決めた者。


彼女と他の男との間で揺れる本当の理由を最後まで言えなかった者。


自分の気持ちに気付き、未来へ前進する者。


雫と美宇と渚以外はこれからニチョに繰り出す。


彼女達は今一体何を思うのだろう。


夜光虫達の夜は更けていくー。
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