夜光虫
それから果歩と二人で遊ぶことが増えていった。


よくカラオケやゲーセンに行ったりした。


果歩がラップの曲を歌うとこれまたカッコ良かった。


一緒にプリを撮ると、果歩が彼氏であたしが彼女みたいに写った。


果歩と一緒にいると安心感があって、居心地が良かった。


だから誘われても断らず、二人だけで会う回数はどんどん増えていった。


そんな風に親密になった頃、カフェで果歩に告られた。


最初は好きな人や彼氏がいないか聞かれて、何でそんなこと聞くんだろうって思った。


そしたらいきなり「自分と付き合わない?」って言われたから死ぬほどビックリした。


確かに果歩は男の人みたいにカッコ良くて、最近は親密だったけど、それでも果歩は“女”に変わりなかったからだ。


それでも嫌ではなかった。
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