†穢れなき小鳥の殺し方†
「・・・・・・相手は誰?」
少し低い遙香の声。
いいね、すっかりハマってる。
「そんなんじゃねぇよ。用事っつったろ?」
「――ショウ!」
もう必要以上に『敬語』なんて使う必要は無い。
でも、まだ離すつもりは無いから、
「本当に面倒な『用事』でさ。だから、店に来てよ。遙香と飲みたいんだ」
突き放したりしない。
どこまでも優しく、『特別』に扱ってやる。
もっともっと、
ハマって貰わないとな?