†穢れなき小鳥の殺し方†
「・・・・・・なに?ワカちゃん」
わざとらしく名前を呼んでやるとビクッと跳ね上がる肩。
あの時とは違う立場に、自然と俺の口の端は上がってしまう。
そして俺とは対象に震える彼女の唇。
「――ママとっ」
「ママと、なに?」
言いたいことはわかってる。
だけど俺はこの状況を楽しんでた。
「別れてください!!」
そんな一言に、
「――ぷっ、あははっ!!」
俺は思いっきり噴出して笑った。
だってそうだろう?
「な、なんで笑うんですか!?」
笑わずに居れるはずが無い。
なんでって、