俺様王子の初恋
無意識に、口から零れた
その一言に、私自身も驚いた。
「 今、なんて? 」
「 ~~~~ッ!! 」
顔に熱が上がるのを感じて
彼の胸に顔を埋めると、
私を抱き上げていた先輩の腕が
ゆっくり離されて、フラついた私を
先輩が支えた。
「 優勝者同士のキスって
今すんの? 」
見たこともないような満面の
笑みを浮かべた彼は司会者に
そう言うと、再度悲鳴のような
女の子の声が会場に響いた。