俺様王子の初恋
「 ・・・なんですか? 」
「 何だと思う? 」
私をベッドの脇に座らせると
壁に背中を預けた先生が
口元に人差し指をあてて
ニッコリ笑った。
一瞬、木崎さんが脳裏を
過ぎって、振り払うように
首を横に振った。
「 怖い? 」
「 ・・・はい 」
足元に視線を落として
なるべく視界には何も
入れないようにする。
意識を、なるべく声だけに
集中させないと、恐怖で
体が震えだしそうだった。