俺様王子の初恋
2階に上がろうとした足を止めて
声のした方へ振り返ると、
腕を組んだ美夏が俺を見ていた。
「 ・・・・葵、どこやった? 」
嫌な予感がする。
邪魔をされても、俺が一緒にいれば
どうにかなると思って、気楽に居た。
──────────・・・甘かった。
「 何のこと? 」
「 お前、何かしただろ? 」
「 ・・・・さぁ? 」
・・・・美夏がいるから、
いないわけじゃねぇか。
「 ・・・・保健室、か 」
美夏がいるから、葵が
保健室にいたっておかしくない。