俺様王子の初恋

お願い













「 ・・・・・・よかった、無事で 」







先生が出て行ってからしばらくして
お互い体を離すと、先輩が
私に短いキスを落として笑った。







「 先輩・・・・ 」







本当に、本物の先輩だ。
当たり前のことが嬉しくて
目の前の先輩にもう一度抱きついた。








「 ったく、心配させんなよ・・ 」


「 ごめんなさい・・・ 」







先輩の体温を全身で感じながら
ふと目を開けると、真っ赤な、
先輩の制服が目に入った。










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