龍神 Sside【完】
人殺しにも、殺人鬼にも、汚い人間にも。……唯一僕を必要としてくれた姉ちゃんにさえも
僕は、否定された。
世界に見捨てられた気分だった。
でも、姉ちゃんは「刹那、大好きだよ」泣きながら僕を抱きしめた
なんで、必要としてないのに。どうして
温かい姉ちゃんの優しさに今すぐ縋り付きたいのに
「だからお願い、刹那は生きて?」
「っ、姉ちゃんがいないと僕は生きていけないよ…!!」
姉ちゃんがいない世界なんて、死んだも同然なのに。
僕は姉ちゃんのいない世界でなんか生きたくない。見たくない
「拓巳にあって、伝えてほしいの――って」
「っ、」
「今まで守ってくれてありがとう。今後はあたしが守るから」
「ならっ」