名前の無い物語
声に振り返ると
驚いた顔をした彰の姿があった
「柚歌、お前何してんだよ?」
「彰こそ…何でここに…ーーー!」
呆然とこっちを眺めている、彰の後ろ
今にも彰に襲いかかろうとしている影
「彰っ!」
「は?」
後ろの気配に気づかない彰
柚歌は必死に走った
パァン、技で彰を襲おうとした影が消滅する
安堵の息を吐いた瞬間
「柚歌、後ろ!」
彰の言葉に反応したが遅く
柚歌の背後には新しい影の姿
ダメ…間に合わない!
柚歌は覚悟を決めて受け身をとった