名前の無い物語
「っ…!」
さすがにこうウジャウジャいると気持ち悪い
視界の殆どが黒に染まった
「!」柚歌は咄嗟に攻撃を避ける
瞬間感じた気配に、柚歌はそのまま後ろに飛んだ
シュッと音を立てて、敵の引っ掻きが空を切る
コイツら、気配も微かしか感じないし
何より殺気がない
本当に生き物なの…?
「遊びは終わり。」
こんな奴等に時間をとられてる場合じゃない
広範囲の影に一気に音が包む
「…‘魂のオーケストラ’」
瞬間、全ての影が消滅する
立っているのは柚歌だけになった
…多分、今の奴等は雑魚だ
全滅させる為には親玉を倒す必要があるかも…
そう思い、上がった息を整えてる
「柚歌?」