名前の無い物語
瞬間、建物が揺れる
「なっ!」
「何…!?」
突然鳴り響いた爆音と地響き
全員はすぐに身を伏せた
「皆動くな。ここにいろ。」
師範は全員にそう指示を出し
奥の方に消えていく
「一体何が…?」
「…?」
伊織と陽斗は辺りを見渡す
どうやら、他の生徒には怪我はないようだ
だけど、二人を襲う
嫌な気配
マスターが危ない
二人はそう感じた
「伊織、俺達も行くぞ。」
「えぇ。」
二人は共に頷いて
奥に走り出した