名前の無い物語


「がり勉…。」


がり勉はめんどくさそうに頭を掻いた


「話の流れ的に、東雲と藤堂は魔法が使えない。で、見知らぬお前らも魔法使いじゃない…。

なら、僕が魔法を使えば文句ないだろ?」


「…いいのか?」


授業だってある
それに、森に行くのは危険だとさっき桜が放送で説明したところなのに…


「あのお節介野郎がうつっちまったのかな。」


ハハッとがり勉は笑う
お節介野郎
その言葉に桜達も笑った


柚月

彼女は、学園を…魔法使いを変えてくれてる




「時間が惜しい。今すぐ行けるか?」


「当たり前。オイ、皆捕まれ。」


差し出した手を皆繋ぐ
円になった瞬間、足元に輝いた魔方陣


キィン、光が包んだ時
彼らの姿は廊下から消えていた







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