「だから言ったじゃないか!」

「ごめんって!どっか泊まれるとこ行こ、な?」



案の定…時間が過ぎるの忘れてて、終電が行っちゃったー!!
つーことで、紫苑は怒ってる…。
とりあえずは、一日過ごせる場所見つけて、朝一で家に帰る。
バカな俺でもそれぐらい考えられる。

とりま、とぼとぼ歩いてると、駅近くにホテルを見つけた。
紫苑と相談して、一応ここに入ることにした。


―…



「風呂空いたよー」

「今行く」

「何してんの」

「うわ!!べつに、関係ないだろ!つか、濡れた髪でくっつくな、バカ!」



…また顔真っ赤だし。
何?意識してるとか〜?
それだったら嬉しいのになぁ〜。
俺は一発チョップをくらった。
痛いです…紫苑さん…。
全く、静かな奴かと思えば、案外暴力振るうんだよな〜俺限定だし。
でも、俺だけってことは……愛情表現か〜??
それでも可愛いなぁ…。
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