龍太郎一味のグダグダ会議
「他人様のキャラを上手く動かすには、特徴を掴んで大袈裟に書くといいらしいぞ」

龍娘が言う。

例えば龍太郎ならば『頭悪い、喧嘩っ早い』、小岩井なら『ボソボソ喋り、真面目』、小夜なら『オロオロ、小心者』という特徴がある。

それを大袈裟なくらいに描写すると、自然と書き分けができます。

後は、書き分けのコツとしては『台詞だけに頼らない事』。

各キャラの会話以外の描写をしっかり書き込めば、誰が喋っているのかわからない、なんて事にはなりません。

その他『一人称をキャラごとに変える』、『口癖を決める』など、案外書き分けの方法はあるもの。

その辺を織り交ぜながら、理事長はキャラを動かすようにしています。

決して万能という訳ではないのですよ。

理事長もホラーやオカルトの描写は怖く書けなくて苦手ですしね。

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