王子様のお姫様
教室に入ると、黒板に席表が書いてあった。


一番後ろで、隣は沢田胡桃ってやつ。


沢田はもう席に着いていた。


暗そうなやつだ。地味だな。


まぁ、後ろならいいや。


とか、思いながら席に着いた。


俺の右隣はケバィ女。


香水の匂いに酔いそうだ。


地味に暮らそう。地味に...


これからこんな事件が起こるなんて、誰も予想しなかった。

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