そして、君のもとへ。~トマトときゅうり番外編~


 店を選んだのは君


 そこが普通の居酒屋だったから


 ほっとした


 高級レストランが似合いそうな外見で


 ちゃんとその場に馴染んでた


 嬉しそうに食べる


 嬉しそうに飲む


 手入れの行き届いた手で


 綺麗にお箸を使っていた


 俺はそれを


 ずっとみていた


 楽しいだなんて


 久しぶりに感じた


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