ポケットスノウ





梓は準備室の机に置いていた
携帯電話と炭酸飲料を持つと



携帯電話をチェックした。



「あー、よっちゃんからだ。
もう授業終わるみたい。」




ちらっと僕を見ると


梓は、


「じゃあね蒼井先生ー」


と言いながら
授業の教室へ帰って行った。




授業終了の合図が
準備室内に鳴り響いた。
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