遠距離恋愛
「そっか…じゃあお金があれば一年以上行きたいんだ…あたしと離れる事に寂しさは無いんだ…」


あたし一人、もがいているんだろうか。


あたし一人、このカウトダウンに怯えているんだろうか。



「違うよ!本当に一年だけだから!約束しただろ?付き合う前に。だから、俺を信用してくれよ。」

ケータは少し声を強くだした。


信用…したいけど、

じゃあ何故、人に話す時、一年以上行くかもって話しをするの?


「約束…守ってくれる?あたし絶対、一年以上は無理だから…そんなの不安と寂しさで堪えられないから…」


国内遠距離とは違って、海外なのだ。

何かあっても、すぐに会いに行ける距離では無い。


電話も、あまり出来る訳じゃない。


声すらも、ほぼ聞けないのだ。

顔も見えない。


何がおきてるか、分からない…
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