遠距離恋愛
あたしは、プレゼントの本を前日に渡そうと決めていた。


真っ白の紙が、エーコとケータの思い出に染まっていく…






―ケータに捧ぐ―





そう始まるこの本…



一枚一枚、丁寧に写真やコメントが書かれている。

自由に仕上げられている。

何色も使ったペンや、マニキュアのラメを塗ったり、シールやリボンを貼ったり…


エーコの個性が生かされている。





「あ…」

あたし…ケータの写真…ギター弾く姿ばっかりだ…


ケータのギター弾く姿…あたし好きだったね。



気付けば、そればっかり。



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