遠距離恋愛
ケータの部屋に戻ると、一息ついた。
窓際でタバコを吸うケータを横目に、あたしは例の本をこっそり用意した。
「ケータ、渡したい物があるの」
ケータはキョトンとし、タバコを灰皿に押し付け火を消した。
「何何?プレゼント?」
「うん。」
あたしは後ろに隠しておいた本を、そっとケータの前に出した。
「お!なんだこれ?」
本は、綺麗にラッピングしてある。
ケータは嬉しそうに包みを開けた。
「……」
ケータは真っ白の表紙を見ると、無言になってしまった。
「これね、白い絵本って言って全て真っ白なんだ。それにあたしが、ケータとの思い出の写真を貼ったりしたの。」
ケータは本を持つ手に力を入れた。
「ありがとう…エーコ。すげぇ嬉しい!!」
そう言うと、パラパラと最初のページを見た。
その時、ケータはすぐに閉じてしまった。
「ありがとうエーコ!またゆっくり見るんだぁ♪」
と言って後ろからギューと抱きしめてきた。
「え〜もっと見てよぉ!」
あたしは駄々をこねてみた。
「いいの!後で一人で見るの!」
そう言うケータの声は、泣きそうに震えていた。
それを隠そうと必死に明るい声を出しているのがわかる。
「マジで嬉しい、ありがとうな…」
ケータ、そんな風に言われるとあたしまで泣けちゃうよ…
嬉し涙なんだね。
プレゼントしたかいがあったよ。
「ケータ、辛い事も苦しい事もあると思う。そんな時は、この白い絵本を見て、あたしを思い出してね。あたし達は、離れていても一緒だよ。エーコは、ケータの味方だから!」
あたしは涙が堪えられない。
ポタポタと流れるままにケータに話した。
ケータはその涙を拭いてくれた。
「エーコと俺は、離れやしない。いつも一緒だよ。ずっと一緒!」
強く抱きしめ合った。
鼓動が伝わる。
呼吸が伝わる――
窓際でタバコを吸うケータを横目に、あたしは例の本をこっそり用意した。
「ケータ、渡したい物があるの」
ケータはキョトンとし、タバコを灰皿に押し付け火を消した。
「何何?プレゼント?」
「うん。」
あたしは後ろに隠しておいた本を、そっとケータの前に出した。
「お!なんだこれ?」
本は、綺麗にラッピングしてある。
ケータは嬉しそうに包みを開けた。
「……」
ケータは真っ白の表紙を見ると、無言になってしまった。
「これね、白い絵本って言って全て真っ白なんだ。それにあたしが、ケータとの思い出の写真を貼ったりしたの。」
ケータは本を持つ手に力を入れた。
「ありがとう…エーコ。すげぇ嬉しい!!」
そう言うと、パラパラと最初のページを見た。
その時、ケータはすぐに閉じてしまった。
「ありがとうエーコ!またゆっくり見るんだぁ♪」
と言って後ろからギューと抱きしめてきた。
「え〜もっと見てよぉ!」
あたしは駄々をこねてみた。
「いいの!後で一人で見るの!」
そう言うケータの声は、泣きそうに震えていた。
それを隠そうと必死に明るい声を出しているのがわかる。
「マジで嬉しい、ありがとうな…」
ケータ、そんな風に言われるとあたしまで泣けちゃうよ…
嬉し涙なんだね。
プレゼントしたかいがあったよ。
「ケータ、辛い事も苦しい事もあると思う。そんな時は、この白い絵本を見て、あたしを思い出してね。あたし達は、離れていても一緒だよ。エーコは、ケータの味方だから!」
あたしは涙が堪えられない。
ポタポタと流れるままにケータに話した。
ケータはその涙を拭いてくれた。
「エーコと俺は、離れやしない。いつも一緒だよ。ずっと一緒!」
強く抱きしめ合った。
鼓動が伝わる。
呼吸が伝わる――